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2階建て以上の住まいの多くに設けられている階段の踊り場。こちらのページでは、踊り場の活用方法と注意点についてまとめています。工夫次第でさまざまな形で活用できますので、自宅に合った活用方法を考えてみてください。
階段の途中に設けられた平らなスペースを「踊り場」と呼びます。一般家屋においては階段の折り返しになっている点が特徴といえます。
この「踊り場」という名称の由来として有力なのが、西洋で女性が階段を折り返す際にスカートが揺れる様子がダンスを踊っているように見えた、という説です。ちなみに日本の家屋では、明治時代に西洋建築が普及するとともに踊り場が登場しています。
踊り場にベンチを設置すれば、休憩場所として利用できます。また、他の人から邪魔をされないプライベートな空間として踊り場を活用することもできるでしょう。リラックスしながら読書を楽しむスペースとしても良いかもしれません。さらに窓を設けると外の景色を眺められますし、踊り場にも光を取り込めるので明るいスペースでゆったりできます。
踊り場に本棚を置くのもひとつのアイディアです。本はもちろん、その棚にレコードなどを置いてライブラリーとして使用するのもおすすめ。趣味の空間として重宝するでしょう。
また、窓を設置しているなどで自然光が入るのであれば、このスペースに観葉植物などを置いてみてはいかがでしょうか。空気がこもりがちなスペースとなりますので、植物を置くことによって空気がリフレッシュされるかのような感覚を楽しめます。
踊り場に椅子や机を置けば、書斎やワークスペースとして活用できます。間取り的に独立した書斎を持てなくても、こういったスペースを活用することによって自分の書斎を持つ夢を叶えられます。
またリビングとは全く雰囲気が異なるため、落ち着いた空気の中で読書を楽しんだり集中して勉強ができる、お気に入りのスペースを作れます。
踊り場のように限られたスペースでも全身鏡を置いて、外出する前の全身チェックができるスペースとして活用できます。また、コートハンガーを設置しておけば、コートやバッグ、帽子などをかけておく場所を作れるため、お出かけの準備もスムーズに済みます。コートスタンドを置いておくよりも空間がすっきりします。
階段の踊り場は家族が毎日通る場所です。そこを家族のコミュニケーションの場として使用するのはいかがでしょうか。例えば黒板やメッセージボードを設置して、ちょっとしたやりとりをすることによって、日々踊り場を通るのが楽しみになるかもしれません。
踊り場をさまざまな形で活用するには、そこに何を置くかにもよりますが少なくとも畳1畳分の広さがあればゆとりあるスペースにできるでしょう。そのため、踊り場をどのように活用するかを考えた上で間取りを検討することがおすすめです。
踊り場のサイズは建築基準法で定められた規定がある点に注意しましょう。例えば、階段の高さが4m以上の場合には踊り場を設置します。また踊り場と階段の幅は75cm以上、蹴上は23cm以下・踏面は15cm以上という規定があります。
踊り場はさまざまな活用方法がありますが、いずれの場合にも落下しないように注意しながら活用しましょう。特に子どもや高齢の方がいる場合には、落下を防止するような工夫をした上で活用方法を考えることが大切です。
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