このサイトは 「横森製作所」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
「折り返し階段」とは、階段の途中に踊り場を設けて、180度折り返すタイプの階段を指しています。間取り図を見ると「コの字」の形になっており、踊り場を設けることで高齢の方や子どもが階段の上り下りをする途中で休憩をするためのスペースとして活用できるといった特徴もあります。
また同じ高さで階段を設置する場合、直階段よりも階段の段数は増えることにはなるものの、勾配を緩やかにできるといった点も特徴のひとつとなります。
さらに、折り返し部分に大きな踊り場を作ることによって、中2階としての使用も可能です。例えば、机を設置してワークスペースとして使用したり、本棚を設置して読書スペースに、おもちゃを置いてキッズスペースとするなどさまざまな形で活用できるのも、折り返し階段の魅力といえるでしょう。
折り返し階段の場合、踊り場があることから万が一階段を踏み外してしまった場合でも一気に階段下まで落ちてしまうリスクが少なくなる点がメリットのひとつです。
さらに上記でご紹介している通り、折り返し階段にすると勾配を緩やかにできる、また1段あたりの幅も取りやすいといった特徴があります。加えて途中で休憩をするスペースとして踊り場を使える点からも階段を上り下りする際の負担を少なくでき、下の階と上の階の行き来が楽になるという点も大きなメリットとなっています。
以上から、折り返し階段は高齢の方や子どもにも優しい階段といえるでしょう。
折り返し階段を設置する場合には、段数が多くなる点に加えて踊り場も設けることから大きなスペースが必要になります。
家の中にスペースに余裕があるといった場合には特に問題にはならない部分ではあるものの、場合によっては家族の居住スペースが狭くなってしまう可能性もあるため、折り返し階段を希望する場合には十分な空間を確保できるかを確認してから設置するかどうかを検討すると良いでしょう。
そのほか、折り返し階段はどうしても段数が多くなる・踊り場を設けるといった面から、直階段やかね折れ階段と比較するとコストが高くなってしまう傾向があります。
玄関ホールにフラットな踊り場の折り返し階段を設置した事例です。
こちらの階段は黒を基調としていることに加えて木踏板は床色に合わせておりシックな雰囲気となっている点が印象的。手すりには角パイプ、ササラ桁にはイナズマのようなジグザグした形のデザインを採用。スケルトンタイプの階段となることからすっきりとした見た目になり、空間を広く見せてくれます。また、階段横には縦長の窓を設けることによって外からの光を取り入れられるため、階段下も暗くなりません。
階段の中央部に2段廻りの折り返し階段を設置した事例です。明るい雰囲気の住まいに合うように、階段も優しい木の風合いと白を活かしたデザインとなっている点も特徴のひとつとなっています。
また、こちらの階段は壁に挟まれておらず、さらに吹き抜けを設置していることからも開放感がある点もポイント。さらに、窓をいくつか設置しているためしっかりと採光でき、階段も暗くならず明るい光の中で上り下りすることができます。
スケルトン階段の魅力は、やはり光と風を通すところと、デザイン性ではないでしょうか。
近年では住宅性能(強度や断熱効果)の向上で広いリビングや吹き抜けを設ける間取りも多く、空間に映えるインテリアの一部として人気があると思います。
たしかに建設技術の向上に伴い、間取りも自由度が高まり、階段が「昇り降りするだけ」のものではなく、デザインも楽しめるものに変化しています。
アイディアや工夫次第で、いろんな“階段のある風景”が楽しめるはず!ぜひ、当サイト【鉄骨階段Museum】に掲載の事例も参考にしてください。
そのほかの事例も、以下のページに掲載していますので、ぜひ、ご覧ください。
世界的にも珍しい鉄骨階段専門のメーカーとして、200メートルを超える日本の高層ビルの約8割(TOP50のうち41)で階段が採用される(※)など、階段の品質を高く評価されています。
その技術を住宅用にもいかんなく発揮し、デザイン性・耐久性に優れたフリーカスタマイズインテリア階段「システア」が開発されました。
階段の設置だけではなく、図面の正確性、階段設置における注意点など、使う人のことを考えた提案が多くの設計士・メーカーに愛されています。
「そこにない未来を創る」をビジョンにIT事業と語学事業の提供を通じて、異なる文化や言語を持つたくさんの“人と人との出会いの場”を創出しているZenken株式会社。
その中の「レジデンス編集チーム」では、注文住宅をはじめ、皆さんの理想の暮らし・住まいを実現するためのコンテンツを多数手がけています。
「鉄骨階段Museum」では、部屋をつなぐだけではない、新たな階段の魅力を発見できるメディアとして、皆さんの暮らしに、彩りを添えられたらと思っております。