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厚生労働省が発表した令和4年(2022)の人口動態統計によると、2022年に不慮の事故で亡くなった方は43,000人以上で、そのうち転倒・転落・墜落による事故で亡くなったのは11,000人以上。事故の発生場所は明らかにされていませんが、転倒・転落は自宅の階段でも起こりうる事故のため、転倒・転落リスクの高い高齢者や小さいお子さんのいる家庭は注意が必要です。
階段から転倒・転落した場合、擦り傷や挫傷、打撲などの軽傷で済むケースが多いですが、骨折や脱臼、筋や腱などの損傷、神経の損傷などのケガを負う事故も発生しています。これらの事故による後遺症で高齢者が要介護状態になった場合、家族にも大きな負担がかかりかねません。
家族全員が安心して暮らせる場所にするには、階段からの転倒・転落防止の対策は必須と言えるでしょう。
同じく不慮の事故である交通事故による死亡者数が年々減少しているのに対し、転倒・転落事故は年々増加しています。交通事故が減っている理由としては車の安全装置の進歩や道路の整備など、事故を防ぐための対策がしっかりと講じられているためでしょう。一方で、転倒・転落は交通事故に比べてリスクの認識が甘く、対策も不十分なことが増加の原因と考えられます。
家庭内での階段からの転倒・転落リスクを減らすには、危険性をしっかりと認識したうえで、十分な対策を講じる必要があります。階段からの転倒・転落リスクを防ぐ対策の1つとなるのが滑り止めの設置です。事故のリスクを減らして家族の安全を守るためにも、滑り止めの設置を検討しましょう。
階段でのスリップ防止策として、すぐにできるのが滑り止めの設置です。滑り止めはホームセンターなどで購入できます。階段の先端部分である段鼻に滑り止めを設置すれば、足が滑って転倒・転落するリスクを減らすことが可能。ただ、はがれてきた滑り止めを放置しておくと、滑り止めに足が引っかかって転倒する可能性があるため、注意しましょう。
滑り止めは見栄えが気になるという場合は、施工時に滑りにくい素材や仕上げを選ぶという方法もあります。滑り止めの設置に比べて費用はかかりますが、美観を損なわずに階段からの転倒・転落防止に取り組むことが可能。施工会社に滑りにくい素材や施工を扱っているかなどを相談しながら、検討すると良いでしょう。
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