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らせん階段とは？

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らせん階段とは？

「らせん階段」とは曲線を描いている階段で、上から見ると円形になっている点が特徴です。

もともとヨーロッパ圏を中心とした歴史的な建造物に取り入れられていたとされている螺旋階段ですが、どちらかというと一般的な住宅よりも、カフェやお店などで見かけることが多いのではないでしょうか。このようにおしゃれな場所で採用されることが多いらせん階段を住宅に取り入れることで、「洗練された空間」というイメージを持たせることができます。

柱を中心として巻き貝のようにぐるぐると円を描く形となるらせん階段は、省スペース性に優れているためスペースが限られていても設置可能です。そのため日本の狭小住宅とも相性が良く、また階段以外のスペースを広く取れようになる点も特徴といえるでしょう。

らせん階段の
メリット／デメリット

メリット

まず、らせん階段といえば「おしゃれ」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。一般的な住宅でらせん階段を採用しているところはあまりなく、見かけると思わず注目してしまう魅力があります。

また、らせん階段は吹き抜けのように空間を遮らないために採光性に優れており家の中を明るい空間を演出できるという点や、設置に必要な面積を抑えられるため省スペースで済むといったメリットもあります。らせん階段の設置は省スペースで済むために、他の階段と比較すると設置場所を制限されることが少なく、リビングだけではなくキッチンなど希望する場所に合わせた設置がしやすいといった点もメリットといえます。

デメリット

らせん階段はその構造上段板が三角形になっており内側が狭いことから、階段の上り下りをしている最中に踏み外しやすいという点がデメリットとして挙げられます。そのため、暗くなってきた時間帯にも階段部分がよく見えるように照明を工夫する、段板に滑り止め効果のある素材を使うなど、踏み外しを防止するための対策を行っておくことがおすすめです。

またらせん階段を設置した場合、階段経由で2階へ大型家具を搬入することは難しくなるといった面もあります。省スペースであることから階段の幅が狭く大型の荷物持って階段を上り下りするのは困難です。この点から、2階に大型の家具などを搬入するためにはクレーン車の使用が基本となる、という点はあらかじめ覚えておく必要があります。

らせん階段の事例を紹介

軽やかでおしゃれな印象を受ける階段

白のらせん階段を設置した事例です。

こちらのらせん階段はクレーンを使用せずに設置できる現場組み立て型のもの。木踏板は指定の特注色となっており、随所にこだわりが感じられる階段となっています。

らせん階段上部の壁に設置している窓から太陽の明るい光が降り注いでいるため、階段が暗くならないという工夫も。白を基本としたデザインとなっていることから、軽やかでおしゃれな印象を受けます。

圧迫感のない真っ白ならせん階段

こちらの住まいには、家全体の雰囲気と合わせて真っ白ならせん階段を設置しています。このらせん階段は溶接一体型となっており、工場溶接で組み立てたものを屋根がかかる前にクレーンで吊り上げて設置を行っています。

段板部分も白で統一しており、モダンでおしゃれな雰囲気に仕上げられている点が特徴といえるでしょう。リビングに設置されているものの、省スペースであり圧迫感が少ない点もポイントとなっています。

 

たしかに建設技術の向上に伴い、間取りも自由度が高まり、階段が「昇り降りするだけ」のものではなく、デザインも楽しめるものに変化しています。

アイディアや工夫次第で、いろんな“階段のある風景”が楽しめるはず！ぜひ、当サイト【鉄骨階段Museum】に掲載の事例も参考にしてください。

そのほかの事例も、以下のページに掲載していますので、ぜひ、ご覧ください。