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所属部署:住宅事業部営業課
自己紹介をお願いします。
岡田誠也と申します。住宅事業部営業課に所属しており、2022年8月に入社いたしました。現在は、ハウスメーカー様に対して住宅用鉄骨階段の提案営業を行っております。
横森製作所が階段づくりにおいて大切にしていることは何ですか?
階段を施工する方と、実際に使う方の安全性を考えて設計することです。また、踏板部分には鉄板を標準採用しているため、根太の役割も果たし、他社よりも揺れに強く、耐火・準耐火基準に全て対応していることも大切にしております。
プロジェクトの最初の段階(企画・設計)では、どのようにお客様(法人クライアント)のニーズをくみ取っているのか教えてください。
お客様の生活プランやご家族構成、ご予算感など、お見積りをする前に電話でヒアリングを行うことを心がけております。また、直接支店に訪問し、ご挨拶とともに案件の確認をさせていただくこともございます。
設計から製造・施工に至るまで、社内のコミュニケーションや部署間連携はどのように行っていますか?
社内管理システムの連絡指示書で情報を共有することで、案件に携わる各部署の担当者へ適切に指示が届くようになっています。さらに、社内チャットツールのチャットワークも活用し、迅速な情報共有を行うこともあります。
品質を担保するために横森製作所が取り組んでいることは何でしょうか?
ササラや踏板にはSS400という材料を採用しております。また、工場管理においては、外部の審査機関によるチェックが入る体制を整えております。
デザイン性と実用性の両立は階段づくりの大きなテーマかと思います。横森製作所では、どのようにバランスをとり、提案を行っていますか?
デザイン性と実用性を両立できるよう、オプションでナット隠し加工など、細部にわたる意匠性を高める仕様をご用意しております。また、EXハイグレードモデルでは、木踏板の中に鉄板を隠し込む仕様を採用し、下から見たときのデザイン性と、耐火・準耐火基準に適合する実用性の両方を兼ね備えたラインナップを取り揃えております。
これまで施工した案件のなかで、特に印象に残っている階段やプロジェクトがあれば教えてください。
担当しているハウスメーカー様で施工させていただいたBOX階段が特に印象に残っています。私にとって初めてBOX階段を施工した案件であることと、1~2段目の建築工事とのつながりも違和感なく一体となった施工を実現できたことが記憶に残っています。
階段づくりにおいて、他社にはなかなか真似できない強みとは何でしょうか?
ササラを一枚板からNC切断しているため、溶接によるつなぎ加工が一切ありません。また、ガセット溶接箇所も美しく、細部にわたる意匠性が高い点が挙げられます。加えて、L字階段やU字廻り階段の際に、廻り部中央に柱を構成しないのが標準設定になっていることも弊社の強みです。
法人のお客様からよくある相談や質問に対して、横森製作所はどのように対応していますか?
安全性についてご質問があった際には、社内に構造計算部署があるため、構造検討を行って部材設定を自社で行うことが可能です。構造計算書のご提出もさせていただき、メーカー様にてご検討いただくようにしております。
大変だった現場やトラブルを経験したことはありますか?
エキスパンドメタルを使用したパネル手摺のご要望があり施工した案件では、実績がなかったため大変でした。目の寸法規格やバリの影響がないかメーカーに確認したり、事前にサンプルを作成して確認を行ったりしました。その分、費用も膨れてしまい採算が合わなかったため、事前の予算取りの重要性を学びました。
今後、横森製作所や階段メーカーとして挑戦したいことや、さらなる技術・サービスの拡充の展望があれば教えてください。
近年人気が高く、特注対応しているBOX階段を正式なラインナップに加え、より価格を抑えたご提案ができるように挑戦していきたいと考えております。
社内の雰囲気やメンバー同士の関係はどのような感じでしょうか?
分からないことは何でも相談できる環境だと思います。一人で解決するのではなく、周りの知恵と力を借りて「全員営業」の精神があると感じています。
横森製作所で働くなかで、社員としてのやりがいを感じるのはどのような瞬間ですか?
新規営業所で製品説明会を実施した後に、そこから初めてご依頼に繋がり受注できたときにやりがいを感じます。また、ショールームでのご案内で、お客様のご要望に合うご提案ができたときも、大きな喜びを感じる瞬間です。
最後に、これから横森製作所の階段施工を検討している法人のお客様、そして将来的に入社を考えている方へ、一言メッセージをお願いします。
創業70年を超える階段専門メーカーとして、技術力・経験・ノウハウを活かした製品施工を心がけております。鉄骨階段のことは横森製作所に依頼すれば安心と思っていただけるよう、これからも変わらぬ品質で製品をご提供し続けます。
岡田氏へのインタビューを通じて、横森製作所が階段づくりにおいて安全性と品質を非常に重視していることがわかりました。踏板への鉄板標準採用による揺れへの強さや耐火・準耐火への対応は、同社の製品が持つ大きな特長です。また、ササラの一枚板からの切断や、L字・U字廻り階段における柱を構成しない標準設定など、他社には真似できない技術と意匠性へのこだわりも横森製作所の強みと言えるでしょう。
岡田氏自身がエキスパンドメタルを使用したパネル手摺の案件で経験したトラブルから、事前の予算取りの重要性を学ばれるなど、常に学びと成長を追求する姿勢がうかがえました。新規案件の獲得やお客様に最適な提案ができた際にやりがいを感じるという岡田氏は、お客様の安全と満足を第一に考える真摯な営業担当であることが伝わります。
世界的にも珍しい鉄骨階段専門のメーカーとして、200メートルを超える日本の高層ビルの約8割(TOP50のうち41)で階段が採用される(※)など、階段の品質を高く評価されています。
その技術を住宅用にもいかんなく発揮し、デザイン性・耐久性に優れたフリーカスタマイズインテリア階段「システア」が開発されました。
階段の設置だけではなく、図面の正確性、階段設置における注意点など、使う人のことを考えた提案が多くの設計士・メーカーに愛されています。
※参照元:横森製作所(https://www.yokomori.co.jp/about/)2022年4月11日調査時点
「そこにない未来を創る」をビジョンにIT事業と語学事業の提供を通じて、異なる文化や言語を持つたくさんの“人と人との出会いの場”を創出しているZenken株式会社。
その中の「レジデンス編集チーム」では、注文住宅をはじめ、皆さんの理想の暮らし・住まいを実現するためのコンテンツを多数手がけています。
「鉄骨階段Museum」では、部屋をつなぐだけではない、新たな階段の魅力を発見できるメディアとして、皆さんの暮らしに、彩りを添えられたらと思っております。