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アイアン階段はオーダーメイドで作られる階段で、打ち合わせから取り付け完了まで数ヶ月かかります。既製品の家具のように「注文したら数日で届く」ものではありません。
この記事では、アイアン階段ができあがるまでの工程と、新築・リフォームでの工期の違いをわかりやすく解説します。全体像がつかめれば、家づくりのスケジュールにも組み込みやすくなります。
アイアン階段は、大きく6つの工程を経て完成します。
設計士やメーカーの担当者と、階段のデザインや仕様を決めていきます。形状(直階段・折り返し・らせん)、踏板の素材、フレームの色、手すりのデザインなど、決めることは想像以上に多くあります。
このタイミングでショールームに行って実物を確認しておくと、仕様決めの精度が上がります。
デザインが固まったら、施工現場での採寸に入ります。アイアン階段はミリ単位の精度が求められるため、図面だけでなく現場で実測することが欠かせません。
新築なら大工工事がある程度進んだ段階、リフォームなら既存階段を撤去する前後で採寸するのが一般的です。
採寸データをもとに、工場でフレーム・踏板・手すりを製作します。溶接・塗装・木部の加工と、複数の職人の手が入るため、この工程だけで1〜2ヶ月かかります。
製作中は現場でできることはほとんどないため、他の内装工事を並行して進める期間になります。
フレームには、下塗り・中塗り・上塗りの塗装処理を施します。粉体塗装(パウダーコーティング)を使うメーカーが多く、耐久性や仕上がりの質感に差が出ます。塗装の仕様は打ち合わせ段階で確認しておきましょう。
完成したアイアン階段を現場に運び込みます。重量があり長さもあるため、専門のトラックと搬入経路の確保が必要です。
道路が狭い立地や都心の狭小地では、搬入経路の事前チェックが特に大切です。設計士やメーカーが下見をして、搬入方法を組み立てます。
搬入した部材を、現場で組み立て・固定していきます。床や壁の下地との接続、水平・垂直の調整、手すりの取り付けまで、通常2〜5日で完了します。
取り付け後は、傷や塗装のムラがないかを施主も確認してから引き渡しです。
工程の合計期間は、新築とリフォームで少し違います。
リフォームの場合、工事期間中は階段が使えなくなります。仮住まいや工事範囲の区分けは事前に相談しておくと安心です。
工事任せにしないで、施主として確認したい節目が3つあります。
アイアン階段は工程が長く、他の内装工事とも連動します。設計の初期段階からメーカーに相談しておくと、寸法や仕様の調整がスムーズです。
「間取りが固まってから」ではなく「間取りを検討する段階から」相談すると、階段を主役にした家づくりが実現しやすくなります。ショールーム見学もあわせて、早めに動いてみましょう。
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